2020年 8月 の投稿一覧


使い道のないファイルの出力をなくす /dev/null の活用テクニック

実行結果が不要な場合は、/dev/null デバイスを使用します。null デバイスはLinuxのスペシャルファイルの1つで、そこに書き込まれたデータを全て捨てくれます。また読み出しの場合はプロセスにデータを返さないでEOFのみを返します。出力結果が多すぎて何も表示したくない時、大量の標準出力の中に埋もれた
エラー出力のみを参照したい時などに >/dev/null をすると有効です。

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コマンドで削除したファイルを元に戻す

ファイルマネージャよりファイルを削除、上書きする時に確認ダイアログが表示されますが、コンソールよりファイルを削除する時は有無を言わさず削除されてしまいます。しかし -i オプションを使えば確認メッセージが表示されるようになります。毎回 -i オプションをつけるのは面倒なので、~/.bashrc に以下ように記述をしておけば再ログイン後、rm, cp, mv コマンドで削除、上書きの確認メッセージが表示されるようになります。

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実行結果をファイルに保存する

コマンドの実行結果を保存したい場合、リダイレクト “>” を使えば実行結果をファイルに保存することが出来ます。しかしLinuxのプログラムの出力先は標準出力(1)と標準エラー出力(2)があります。この場合、標準出力の結果だけがファイルに保存されます。エラー結果を表示したい場合は、”2>”とします。
もし両方の結果をファイルに出力したい場合は、標準エラー出力の結果を標準出力に出力する 2>&1 という記述を最後につけます。
しかしこれでは、実行後ファイルを開かなければ出力結果を確認できません。

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Fedora 32 (Thirty Two)リリースノート

レッドハット社(Red Hat)が支援するコミュニティー The Fedora Projectは、4月28日 Fedora の最新版 Fedora 32 (Thirty Two)をリリースしました。Fedora は、 約半年周期(Fedora31 は 10月29日リリース)でリリースされる最新の技術、ソフトウェアのバージョンを体験できるディストリビューションです。

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コンソール画面をキャプチャする

画面のスクリーンキャプチャを取る時、[Print Screen]キーを押し Gnome スクリーンショットを起動してスクリーンショットを取得していると思いますが、グラフィカルな Gnome Desktop をインストールしなければGnome スクリーンショットは起動しません。GUI無しのサーバや組み込みデバイスの場合、ディスプレイを接続して、スマフォで撮影してデータを取得しているかと思いますが、スマフォで撮るとパソコンに転送するのは面倒ですし、画面がテカって自分が写り込んでしまったり、ブレていて後で何と表示されているのか分からなくなってしまう可能性があります。また、リモートのサーバのスクリーンショットなどは現地に行かなければ取得できません。

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