使い道のないファイルの出力をなくす /dev/null の活用テクニック

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実行結果が不要な場合は、/dev/null デバイスを使用します。null デバイスはLinuxのスペシャルファイルの1つで、そこに書き込まれたデータを全て捨てくれます。また読み出しの場合はプロセスにデータを返さないでEOFのみを返します。出力結果が多すぎて何も表示したくない時、大量の標準出力の中に埋もれた
エラー出力のみを参照したい時などに >/dev/null をすると有効です。

$ chmonad >/dev/null                    <- 標準エラー出力のみを表示
$ chmonad </dev/null                    <- 入力ファイルとして使用する
$ command >/dev/null 2>&1               <- 標準出力、エラー出力ともに非表示

また、シェルスクリプト内で実行結果の戻り値だけを知りたい場合などにもよく利用されます。

if chmonad >/dev/null 2>&1; then

空データを返してくれるので、ファイル内をクリアしたいときにも利用できます。

$ cat /dev/null > file1.txt
$ cp /dev/null file1.txt
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