ディスク管理


lvm+スナップショット を使ったバックアップ

何かの作業を行った後に、環境が壊れてしまい現在のサービスが動かなくなってしまった。どうにか作業前の状態に戻せないか?と考えたことはないでしょうか?そんな事態を回避したいならLVM (Logical Volume Manager 論理ボリュームマネージャ)を使ったスナップショットがお勧めです。LVMとは、複数のハードディスクやパーティションをまとめて、単一のLV(論理ボリューム)として扱うことのできるディスク管理機能です。通常ディスクを増やすと作成したパーティションをフォーマットして何処かのディレクトリにマウントしなければいけませんが、/ ルートディレクトリをLVM設定にしておくと/ルートディレクトリのディスク容量自体を増やしていけるのです。LVMには、ある一時点のファイル・ディレクトリの状態を保存するスナップショットという機能があります。通常バックアップを行う場合、毎回コピー元と同じディスク容量のディスクが必要となります。スナップショットは前回との差分を保存していくので、ディスク容量をおさえることができます。今回は、増設したディスク/dev/sdb 10G にLVを作成して定期的そのディスクのスナップショットを作成して、過去のデータに戻す方法を紹介したいと思います。

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ディスク管理 quota

quota(クォータ)とは、ユーザー毎、グループ毎にファイルシステムの使用量を制限する機能です。quota を利用すれば、一部のユーザ、グループによってディスクスペースを際限なく使用される事を防ぐことが出来ます。
ユーザの意図しない間にディスクスペースを使用しがちな、Imap サーバや、複数のサービスを同時に立ち上げているサーバで、samba, httpd グループなど、グループ毎に容量制限をかけるなどの用途に利用できます。

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