かつてバージョン管理システムとして、cvs, subversion などが利用されてきましたが、リーナス・トーバルズが、kernel のバージョン管理システムとして git を開発してから
オープンソース業界では、git が多く利用されるようになってきました。
オープンソースの成果物を公開する場所として、かつて SourceForge や freecode(旧freshmeat) が利用されてきましたが、現在は多くの個人やオープンソースプロジェクトが ソースを公開する場所としてgit を利用する gitHub(https://github.com/) を利用しています。gitHub は、無料で利用できますが、非公開のプライベートリポジトリを作成するためには料金が発生します。しかし、gitHub にも gitHub クローン とよばれる、gitHub と同様の機能を備えたオープンソースプロジェクトが存在します。その一つとして今回は、GitLab を紹介したいと思います。個人や小規模なプロジェクトではあれば、先ほど紹介した gitweb の機能だけで十分こと足りるかもしませんが、もう少し、ユーザ管理や履歴管理をグラフィカルに操作したいという人にお勧めです。
GitLab インストールに必要のパッケージをインストールします。
$ sudo apt-get -y install curl openssh-server ca-certificates postfix
途中 postfix の設定画面が表示されますが、使用目的の環境に合わせて選択して下さい。
GitLab をインストールします。
$ curl -sS https://packages.gitlab.com/install/repositories/gitlab/gitlab-ce/script.deb.sh | sudo bash $ sudo apt-get -y install gitlab-ce
ローカルホスト以外からのアクセスを許可します。
[/etc/gitlab/gitlab.rb]
# unicorn['listen'] = '127.0.0.1' ↓ unicorn['listen'] = '0.0.0.0'
GitLab の設定スクリプトを実行します。
$ sudo gitlab-ctl reconfigure
以下の URL にアクセスすると、GitLab の初期パスワードを設定する画面が表示されるのでパスワードを設定すると id : root password: 設定したパスワードで利用できるようになります。
https://servername:8080