イギリスの教育コンサルタント、トニー・ブザンが提唱したマインドマップ。思考の表現方法の1つで、頭の中で考えていることを脳内に近い形に描き出すことで、記憶の整理や発想を具現化して、目標達成を実現するための方法として近年の人気が高まってきています。
マインドマップは中央にメインとなる目標設定やテーマを書きます。次にその目標を実現するためにしなければ行けない行動、アイデア、情報、予定などを放射線状に展開していきます。
本項で紹介するFreeplaneは、マインドマップを作成するオープンソースのツールです。Javaで作られているためLinux以外にもWindowsやMac OSでも対応しています。マインドマップツールは、Freeplane以外にも多く存在しますが、頭の中のイメージを図にするだけなので、もちろん手書きで書くことも可能です。しかし筆者のような図、絵を書くのが苦手な方、保存データをクラウド上に置いて自宅、会社で更新したい人にお勧めです。
snapとflatpak、どちらからでもインストール出来ますが、flatpakで公開されてるバージョンの方が新しくsnapはデフォルトのテンプレートファイルを置いているディレクトリにアクセス出来なかったりするのでflatpak版で紹介したいと思います。
起動するには「アクティビティ」画面で「freeplane」と検索し、表示されたアイコンをクリックします。
起動するとテンプレートを選択するダイアログが表示されるのでテンプレートを選択して起動します。
まずはメインとなる課題、目標を書き、メニューの「挿入」->「新規ノード作成」よりノードを作り関連する項目を追加していきます。例として新規にWebサイトを構築する上で、頭に浮かんだ必要な項目を子ノードに追加していってみました。
新規作成時に用意されているテンプレートは簡易的なものなので、「ファイル」->「テンプレートから新規マップ」を選択して/app/Freeplane/doc/に保存されている「XXXX_ja.mm」ファイルを開いてみてください。
202044.png
アイコンや表、画像も挿入できることが分かると思います。
またFreeplanのサイトでもテンプレートが用意されています。
公開されているmmファイルをダウンロードして開けばテンプレートとして使用できます。
テンプレート
https://www.freeplane.org/wiki/index.php/Mind_map_gallery