画像ファイルの撮影時刻、GPS などの情報を手動で書き換える方法

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スマフォで写真撮影を行うと、JPEG ファイルとして保存されます。JPEG ファイルには、Exif(Exchangeable image file format)[エグジフ or イグジフ] メタデータが含まれており、撮影日時、GPS情報、スマフォ名、シャッター速度、フラッシュのON,OFF などの撮影時の情報が全て含まれています。


撮影日時は、写真プリントの日付の刻印に利用され、GPS情報は撮影場所の特定などにとても便利です。

しかしこれらの情報を取得されると、自宅の場所が特定されてしまう可能性があります。


大手の SNS サイトなどでは、これらの情報をアップロード時に自動で書き換えてくれるので、そのような心配はありませんが、非加工の画像ファイルを取得されると情報が漏れてしまいます。exiftool は、JPEG の Exif データを編集するツールです。


インストールは以下のコマンドで行います。

$ sudo apt install libimage-exiftool-perl

exiftool は以下のように実行します。

Exif情報を参照する
$ exiftool input.jpg
Exif情報を全て削除
$ exiftool -all= input.jpg
GPS情報を全て削除
$ exiftool -geotag= input.jpg

元ファイルの情報を変更したくない時は、-o オプションを使えば exif を加工したファイルを新規に作成してくれます。

$ exiftool -all= input.jpg -o output.jpg

海外旅行時に、デジカメの時刻設定変更を忘れて写真を取り続けた結果、全ての画像の日付、時刻を日本時間で撮影してしまったといった場合も exiftool を使えば一括で変更できます。

全ての時刻を1時間だけ進める。
$ exiftool -alldates+=1 *.jpg

3時間40分50秒時間を戻す
$ exiftool -alldates-=3:40:50 *.jpg

※ 機種によりスマフォの写真設定で GPS 情報の ON,OFF を設定することもできます。

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