卓上にあるパソコンのUbuntu上で音楽をかけている時、キッチンやリビングから音量を上げたり、カメラの操作をしたりと、リモートからUbuntuを操作したいと思ってことはありませんか?Remote Touchpadはウェブブラザを使ってUbuntuを操作できるツールなので、スマフォやタブレットはもちろん、他のPCからもUbuntuを操作できます。
なおウェブブラウザを介してUbuntuを操作するので、専用のアプリを操作機器にインストールする必要はありませんが、操作するためにアクセスするURLがQRコードで出力されるのでQRコードリーダを事前にインストールしておくことをお薦めします。またUbuntuと操作機器は同じローカルネットワーク内に接続されている必要があります。暗号化やアクセスコントロールなどの機能は無いので、安全が確保されたネットワーク内で利用してください。
起動するには「アクティビティ」画面で「Remote Touchpad」と検索し、表示されたアイコンをクリックします。
起動するとアクセスするターミナルが起動して、Ubuntuを操作するためのURLとそのQRコードが表示されます。毎回アクセスするURLとポート番号は変わるので、ローカルネットワーク内であればよほどの事がない限り不正アクセスは難しいと思います。
スマフォでアクセスすると以下のような画面が現れます。
Touchpad 部分をスライドさせるとマウスが動き、タップするとマウスがクリックされます。キーボードアイコンをクリックすると、文字が入力出来るようになり文字列も送信できます。
また左上のアイコンをクリックすると、メディアコントロールのボタンが表示されます。
リモートでメディアの再生、一時停止、曲のスキップ、音量調整が行えるようですが、対応しているアプリがあるのかもしれませんが、筆者がRhythmbox, VLCで試しましたが音量調整しか行なえませんでした。お世辞にもとても操作しやすいとは言えませんが、パソコン前に居られないちょっと手が離せない時に便利なアプリだと思います。