ファイル、ディレクトリ削除時に、ファイルマネージャーを使って削除を行えば、データはゴミ箱に移動され「ごみ箱を空にする」を選択しない限りデータは削除されません。
しかしファイル削除コマンド rm は、有無を言わさずデータを削除してしまいます。
うっかり大事なデータを削除してしまわないように毎回確認を行ってから削除を行いたいものです。そんな時に便利はコマンドオプションが -i です。以下のように実行するとファイルの削除確認の
メッセージを表示してくれるようになります。しかし毎回 -i と入力するのも面倒ですし忘れる可能性もあります。そこでコマンドを別名(エイリアス)登録出来る alias コマンドを使い、rm コマンドはデフォルトで rm -i と登録しておけば毎回 -i オプションを有効にする事が出来ます。
同様に cp, mv コマンドにも -i オプションが使用できるので、誤ってファイルを削除しないように ~/.bashrc に記述しておくと便利です。
~/.bashrc ファイルがログイン時に設定ファイルとして読み込まれます。
$ rm -i file.txt_ rm: 通常ファイル `file.txt' を削除しますか? y $ alias rm='rm -i' $ rm file.txt_ rm: 通常ファイル `file.txt' を削除しますか? y
~/.bashrc
alias rm='rm -i' alias cp='cp -i' alias mv='mv -i'
~/.bashrc の再読み込み
$ source ~/.bashrc