ネットワークの設定は、一度つながれば再度設定することは無いかもしれません。しかし、 ネットワークハブや無線LANルーターを買い換えるとき、自分のネットワークインターフェイスが 10000Mbps 対応なのか無線LAN規格は何に対応しているのか?ネットワークインターフェイスが 100Mbps までしか対応してないのに、10000Mbps 対応のハブを購入しても10000Mbps のパフォーマンスが出ませんし、高速な IEEE 802.11ac 対応の無線LANルーターを購入してきても、Wi-Fi インターフェイスが対応していなければなりません。
デバイス名を確認するときは、ip a コマンドで確認します。
$ ip a : 2: enp3s0: <NO-CARRIER,BROADCAST,MULTICAST,UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state DOWN group default qlen 1000 link/ether 28:d2:44:11:22:33 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff 3: wlp4s0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc mq state UP group default qlen 1000 link/ether 0c:8b:fd:44:55:66 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff :
NIC命名ルールは以下のようになっています。
—————————
頭の2文字
イーサネット: en
ワイヤレス : wl
—————————
3文字目
オンボード : o
PCI or USB デバイス :p
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よって、enp3s0 は、PCI のイーサネットデバイス
wlp4s0 は、PCI のワイヤレスデバイス
という事がわかります。
ネットワークデバイス名は、lspci で確認します。
$ lspci : 03:00.0 Ethernet controller: Realtek Semiconductor Co., Ltd. RTL8111/8168/8411 PCI Express Gigabit Ethernet Controller (rev 10) <- 10000Mbps 対応とわかる。 04:00.0 Network controller: Intel Corporation Wireless 7260 (rev 73)
ethtool は、イーサネットデバイスの情報を表示します。
$ ethtool -i enp3s0 driver: r8169 version: 2.3LK-NAPI firmware-version: rtl8168g-3_0.0.1 04/23/13 :
複数のイーサネットデバイスがある場合、以下のコマンドで LED を点灯させて、どのデバイスか確認することができます。
$ sudo ethtool -p enp3s0
※未対応のデバイスもあります。
ワイヤレスデバイスは、iwconfig コマンドで確認します。
$ iwconfig wlp4s0
wlp4s0 IEEE 802.11bgn ESSID:off/any <- b g n に対応していると分かる。 Mode:Managed Access Point: Not-Associated Tx-Power=off Retry short limit:7 RTS thr:off Fragment thr:off Power Management:on