昔の Linux kernel は、一定の時間間隔(1000Hz)でタイマ割り込み処理を行っていたので、実行するプロセスが無いアイドル状態であっても、CPU が動作していて電力を消費していました。

定期的なタイマ割り込みを行わない Tickless kernel を各ディストリビュータが採用しだしてアイドル状態の続くCPU は、長い時間スリープする事ができるので、消費電力を削減できるようになりました。powertop は、CPU を頻繁にウェイクアップさせる kernel のコンポーネント、ユーザースペースアプリケーションを特定でき、個別のデバイス、プロセスが消費している電力を予測して表示する事ができます。

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