Munin は、Web画面からサーバのリソースをモニタリングするツールです。Webを表示する munin サーバと監視対象のサーバにインストールするmunin-node から構成されており、監視対象としたいサーバに munin-node をインストールする事により、各ノードからリソース情報を集め,1つのWeb管理画面で一括して各サーバを監視する事ができます。もちろん、munin と munin-node を1つのサーバに入れて、そのサーバだけを監視することも可能です。
監視対象とするサーバに、以下のコマンドで munin-node をインストールします。
$ sudo apt-get -y install munin-node
Munin サーバをインストールする予定のサーバのIPアドレスを設定します。
[/etc/munin/munin-node.conf]
allow ^127\.0\.0\.1$ allow ^::1$ allow ^192\.168\.1\.100$ ← muninサーバのIPアドレスを追加
munin-node を再起動して、マシン起動時も自動で munin-node が起動されるようにします。
$ sudo systemctl restart munin-node.service $ sudo systemctl enable munin-node.service
munin サーバーインストールして、各ノードをモニタリングするサーバに、apache と munin をインストールします。
apache のインストールは以下のコマンドでインストールします。 $ sudo apt-get -y install apache2 libcgi-pm-perl cgi モジュールを有効にします。 $ sudo a2enmod cgi munin をインストールします。 $ sudo apt-get -y install munin
munin の管理画面にアクセス可能かPCのIPアドレスを設定します。
[/etc/apache2/conf-available/munin.conf]
Alias /munin /var/cache/munin/www <Directory /var/cache/munin/www> Require local Require ip 192.168.0.100 <- 追記 or Require ip 192.168.0.0/24 <- セグメント毎にアクセスコントロールする場合 Options None </Directory> ScriptAlias /munin-cgi/munin-cgi-graph /usr/lib/munin/cgi/munin-cgi-graph <Location /munin-cgi/munin-cgi-graph> Require local Require ip 192.168.0.100 <- 追記 or Require ip 192.168.0.0/24 <IfModule mod_fcgid.c> SetHandler fcgid-script </IfModule> <IfModule !mod_fcgid.c> SetHandler cgi-script </IfModule> </Location>
apache2 の再起動を行います。
$ sudo systemctl restart apache2.service
監視対象とするノードサーバの設定を行います。
[/etc/munin/munin.conf] [localhost.localdomain] <- デフォルトで設定されている。 address 127.0.0.1 use_node_name yes [Ubuntu;example.com] <- グループ名;ノード名 address 192.168.0.100 <- ノードのIPアドレス use_node_name yes
※munin をインストールしたサーバにはデフォルトで munin-node がインストールされています。
Munin のデータ更新は /etc/cron.d/munin によって起動されていますが、以下のコマンドで手動で更新できます。
$ sudo -u munin munin-cron
http://servername/munin/ にアクセスすると、管理画面が表示されます。