Simple Docker UI(以下 SD UI) は、Dockerのイメージ、コンテナ管理を手軽にしてくれるChrome の拡張機能です。最近、Docker が流行っているので試しみたいといった、Docker初心者には、視覚的に分かりやすく操作できる最適なツールだと思われます。
SD UI は、DockerのRemote APIを使って操作します。デフォルトで Chrome と[http://localhost:2375] 経由で通信を行うので、SD UI をインストールする前に docker.service をポート 2375 番で起動しておきます。
※ Docker の設定がなされていない場合は、Docker のインストールを行っておきます。
$ sudo apt -y install docker.io ユーザを docker グループに追加します。 $ sudo usermod -aG docker $USER ログアウトして、ログインしなおします。 docker グループに追加された事を確認します。 $ id ・・・・,132(sambashare),133(docker)
新規に docker-tcp.socket ファイルを作成します。
$ sudo nano /etc/systemd/system/docker-tcp.socket
[Unit] Description=Docker HTTP Socket for the API [Socket] ListenStream=2375 BindIPv6Only=both Service=docker.service [Install] WantedBy=sockets.target
docker.service を停止して、docker-tcp.socket をサービスをスタートします。
$ sudo systemctl stop docker.service $ sudo systemctl start docker-tcp.socket
SD UI は、Chrome ウェブストアよりインストールを行うので、
「アプリを表示」ボタンをクリック、もしくはURLに「chrome://apps/」と入力してアプリメニューを表示、
「ウェブストア」をクリックしてChrome ウェブストアへアクセスします。
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ストアを検索に「Simpe Docker UI」 とSD UIを見つける事が出来ます。
「CHROME に追加」ボタンをクリックするとSD UIがインストールされます。
アプリメニューにSD UIが追加されるので、「Docker UI」 をクリックするとSD UIが起動します。
「settings」タブをクリックして、先ほど設定して起動したdocker.serviceと接続出来ていることを確認します。
「images」タブをクリックして、「Resistry Hub」に、使用したいDockerイメージを入力して検索します。
今回は、centosのイメージをプルします。
ダウンロードしたいイメージをクリックして、「Pull Image」をクリックするとイメージがプルされます。
プルしたイメージをクリックして「Deploy container」をクリックして、「Run」ボタンクリックすると、コンテナがデプロイされいます。
「Containers」タブの「Terminal」タブをクリックすると、centos コンテナをターミナルで操作できるようになります。