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USBメモリを挿したらそれをトリガーに何かをするレシピ

USBメモリをパソコンに刺して、バックアップをしたりデータを取り込んだりと定期的に行っている操作があると思います。Linuxには、udev というデバイス管理ツールがあります。新しいデバイスがコンピュータに接続もしくは接続解除された時のルールを事前に定義できるので、USBメモリを刺しただけで、事前に用意したスクリプトを実行することができます。もっとも簡単な記述方法は以下のとおりです。/dev/sd*[0-9] にUSBメモリが接続(add)、解除(remove) された時にadd_script.sh, rm_script.sh が実行されるというものです。

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サービス自動起動&CRONの実行

「自動起動するアプリケーションの設定」では、ログイン時に起動するアプリケーションを指定する事ができますが、Linux には、CRON という指定した時間に定期的にプログラムを実行してくれるデーモンが存在します。システムのCRONデーモンが定期的に実行するスクリプトは以下にそれぞれ格納されており、配下にあるファイルの中身をみてもえれば分かると思いますが、システムのメンテナンス、クリーナップなどを定期的に行ってくれます。

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ディスクトップ画面自動設定

Ubuntu にログイン後、ブラウザ、zoom、ターミナルを立ち上げて、ポータルサイトにアクセス。今日のニュースを眺めて、ターミナルの新規タブを必要な分だけ追加する。一般的なLinuxユーザの業務開始のルーティンではないでしょうか?
ログイン時に自動起動したいアプリケーションを設定したい場合は、「自動起動するアプリケーションの設定」より行います。Gnome Shell の「検索ワードを入力」より自動起動と入力してアプリを起動して、「追加」ボタンをクリック、「名前」に任意の名前を設定して、「コマンド」にはアプリのコマンドを指定します。ここにzoomを追加しておけば、ログイン時にzoomが自動で起動されます。

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スマフォをLinux機のキーボードやマウスとして使う

KiwiMoteは、Androidから同一ネットワーク内にあるPCのキーボードやマウスの操作を行う事が出来るツールです。今回はAndroidからUbuntuを操作する方法を紹介しますが、Ubuntu上で動かすAndroidからアクセスを受け付けるサーバはJavaで動きます。Java環境がインストールされていれば、WindowsでもmacOSでもAndroidから操作する事は可能です。前に紹介したKDE Connectでもキーボード、マウス操作は可能ですが、KDE関連のパッケージを多くインストールする必要がありますが、KiwiMoteはJavaがインストールされている環境であればファイル1つで環境を構築することができます。

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HDDのデータを復元不能に完全消去

普段ディスクのデータをクリアする時は、rmコマンドでファイルを削除したり、Windowsのファイルエクスプローラーからフォーマット、mkfsコマンドを使ってディスクをフォーマットしたりします。この作業はファイルシステムの初期化であり、ファイルが存在するというフラグがクリアされただけで、ディスクにある実際のデータは完全に削除されておらず、復旧ソフトなどを使えばデータを復旧させる事が出来ます。保存したデータを完全に削除して、読み込みを不可能にするには実際データが保存されているセクターをクリアするか、何かしらのデータを上書きする必要があります。

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テキストファイルをPCが読み上げ

テキストデータを読み上げてくれるサービスは最近増えてきました。Google翻訳などは翻訳後に、読み上げも行ってくれます。しかし大量のデータを一括処理したい場合や、テキストデータを音声ファイルへ変換したい時はコマンドラインから実行できると便利です。eSpeak NGは英語及び多言語に対応した音声合成エンジンです。ライセンスフリーの日本語音声合成エンジンとしては、Open JTalkが有名で、音声品質も高いですが日本語のみ対応で英語を入力してもアルファベット読みになってしまいます。eSpeak NGは対応言語が100言語以上と多言語に対応しているのが特徴なので、音声データを必要とするソフトの開発や他言語学習に利用してみては如何でしょうか?


eSpeak NGのインストールは以下のコマンドで行います。

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LinuxとAndroidを簡単連携 KDE Connect

LinuxとAndroidをもっと簡単に連携したいなと考えているのであれば、KDE Connectがお勧めです。LinuxとAndroidが同じネットワーク内に存在していれば、ファイル転送はもちろん、電話やSMSの着信通知、クリップボードの共有、プッシュ通知のシェアなども行えます。KDEのアプリですが、ディスクトップ環境がKDEでなくても使用できます。なおGNOME Shellの拡張機能、GSConnectはKDE Connectと同等の機能を有しています。GSConnectとKDE Connectは併用出来ないので、もしGSConnectを使用中で、KDE Connectを試したい場合は、GSConnectを無効にしてから試してください。

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USBメモリーを丸ごと暗号化

近年情報の流出が問題になっており、厳重な情報管理が重要になってきています。ラップトップPCを何処かに置き忘れた場合、通常ログインパスワードがかかっているので容易にはデータは見られません。しかしUSBメモリーはどうでしょうか?紛失したら拾った人のPCに刺されてすぐに参照されてしまいます。gocryptfsは、特定のディレクトリにパスワードをかけてくれるツールです。USBを紛失してもラップトップPC同様パスワードが分からなければデータを参照できないので、導入しておけば一定の抑止力を得ることができます。gocryptfs のインストールは以下のコマンドで行います。

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AndroidからLinuxへリモートログイン

出先で緊急事態が発生してサーバにリモートログインしなければならない時、喫茶店を探してラップトップパソコンを広げる場所を確保していないでしょうか?sshでリモートログインしたいだけならAndroidのスマフォにsshクライアントのアプリをインストールするだけで解決できます。

Google Play ストアでsshクライントを検索すると沢山のアプリがヒットしますが、筆者がお勧めしたいアプリは「Admin Hands」です。

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