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オンライン会議、テストではChromiumを使う

Linuxユーザであれば、標準ブラウザーとして Google Chrome(以下 Chrome) か Firefox を使っている人が多いかと思います。ブラウザーの同期機能を利用すれば、ブックマーク、履歴、パスワードなどが、Linux、Windows、スマフォ上とプラットフォーム関係なく利用できます。しかし最近オンライン会議中に、ディスクトップ画面を共有してブラウザーの画面をみんなに見せる機会が増えています。他人に見られたくない履歴やブックマークは誰にでもあると思います。またテストでブラウザーを使いたい場合、個人使用とテスト用のブラウザーを分けたいと思うかもしれません。
Chromium は、主にGoogleによって開発とメンテナンスが行われているオープンソースのブラウザーですが、Chrome や Microsoft Edge(以下 Edge) ブラウザーは、Chromiumのコードに機能を追加してリリースしているので、Chrome と Edge と同じように動作、レンダリングされるので違和感なく使えます。

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ログをチェックして特定の文字やエラーが書き込まれていたらメール送信

システムやアプリケーションに障害が合った時に真っ先にログを確認すると思いますが、常にログを監視していなければ障害が発生したかどうかは分かりません。システムログを監視する方法として、ファイルの末尾を表示する tail コマンドを使ってファイルを監視する方法があります。しかし常に見ているわけにはいきません。tail コマンドを使って、管理者に何か通知するスクリプトを紹介したいと思います。

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Ubuntu の ディスクトップ、ホームディレクトリを整理

organize は、ユーザのディスクトップ、ホームディレクトリを整理してくれるコマンドツールです。Linux 上で作業をしているとバックアップファイルやダウンロードしたPDF資料、画像など、もう必要としないファイルがホームディレクトリに溜まっていきます。organize は、python で書かれたコマンドで、設定にマッチしたファイルを移動、削除、ゴミ箱へ移動してくれるツールです。設定も対象ディレクトリ、拡張子、ファイル名の前方、後方一致、作成日など細かく設定できクリーナップ前にクリンナップされるファイルの一覧を表示させる事ができるため。誤ってファイルを削除してしまうことを避けることができます。

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Windows、Linux 間の暗号化アーカイブ

多くのデータをメールやSNSを介してやり取りする際に、zip 形式のファイルがよく使われています。しかしLinuxとWindowsでzipファイルをやり取りする場合、以下のようにWindowsとLinuxではいくつかの違いがあり注意点が必要です。

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Ubuntu 22.04 でのパスワードキーリング

Ubuntu 22.04 で自動ログインして Chrome を起動すると毎回パスワードキーリングの入力を求められます。今までは「パスワードと鍵」のアプリからパスワード変更すれば良かったんですが、Uubutu 22.04 からそのメニューが無くなってます。散々探してようやく解決方法見つけたのでメモしておきますね。

以下のコマンドを実行して下さい。

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Windows、Linux 間の文字コード、改行コード変換、ファイル名の注意点

WindowsとLinuxでは使用している文字コード、改行コード、ファイル名の規則が以下のように異なります。日本語名のファイルをWindows から Linuxへ、LinuxからWindowsへ転送すると通常は文字化けを起こしますが、最近はソフトウェアが自動で変換を行ってくれるのでユーザが心配をする必要はありません。ファイル内の文字コードもエディターが文字コードを自動判別して表示してくれるので、最近は気にする事が少なくなってきましたがエンジニアとして対処方法などは知っておく必要はあるでしょう。

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Windows とLinux で開けるファイル、文字コードや改行コード変換、ファイル名規則(大文字小文字識別)

WindowsとLinuxでは使用している文字コード、改行コード、ファイル名の規則が以下のように異なります。日本語名のファイルをWindows から Linuxへ、LinuxからWindowsへ転送すると通常は文字化けを起こしますが、最近はソフトウェアが自動で変換を行ってくれるのでユーザが心配をする必要はありません。ファイル内の文字コードもエディターが文字コードを自動判別して表示してくれるので、最近は気にする事が少なくなってきましたがエンジニアとして対処方法などは知っておく必要はあるでしょう。

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Ubuntu お勧めターミナルの比較

Ubuntu, CentOS のGUI画面でターミナルを使用する場合、アプリケーション画面で「端末」アイコンをクリックしてターミナルを起動、Windowsであれば、使い慣れた Tera Term や、 Microsoft が開発した Windows Terminal などを使い Linux にリモートログインしているのではないでしょうか?
Ubuntu、CentOS の標準で採用されているターミナルは「GNOME Terminal」というターミナルで、標準ディスクトップとして採用されているGNOMEの標準ターミナルなので「端末」アイコンをクリックするとGNOME Terminalが起動されるようになっているのです。
Linux 上では、多くのターミナルが開発されておりUbuntuでも多くのターミナルがリポジトリに公開されています。Ubuntu Software で「terminal」をキーに検索すると多くのアプリが表示されます。あまりに多くて何を試してみれば分からなくなってしまいますが、今回は筆者が比較的有名な使い勝手がよいターミナルを3つ紹介したいと思います。

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lvm+スナップショット を使ったバックアップ

何かの作業を行った後に、環境が壊れてしまい現在のサービスが動かなくなってしまった。どうにか作業前の状態に戻せないか?と考えたことはないでしょうか?そんな事態を回避したいならLVM (Logical Volume Manager 論理ボリュームマネージャ)を使ったスナップショットがお勧めです。LVMとは、複数のハードディスクやパーティションをまとめて、単一のLV(論理ボリューム)として扱うことのできるディスク管理機能です。通常ディスクを増やすと作成したパーティションをフォーマットして何処かのディレクトリにマウントしなければいけませんが、/ ルートディレクトリをLVM設定にしておくと/ルートディレクトリのディスク容量自体を増やしていけるのです。LVMには、ある一時点のファイル・ディレクトリの状態を保存するスナップショットという機能があります。通常バックアップを行う場合、毎回コピー元と同じディスク容量のディスクが必要となります。スナップショットは前回との差分を保存していくので、ディスク容量をおさえることができます。今回は、増設したディスク/dev/sdb 10G にLVを作成して定期的そのディスクのスナップショットを作成して、過去のデータに戻す方法を紹介したいと思います。

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