du コマンドは、ディレクトリごとにディスクの使用容量を集計して表示するコマンドです。パラメータにファイルを指定した場合は指定ファイルのサイズ、
ディレクトリを指定した場合は、そのディレクトリ全てのサブディレクトリの使用容量を集計してくれます。主にディスク容量が一杯になって、不要なのに保存したままにしているファイル、ディレクトリを探すのに使用します。
しかし、ファイルサイズとファイル、ディレクトリ名の一覧が表示されるだけで、どのファイル、ディレクトリがディスク容量を圧迫しているのかひと目で分かりません。grep や sort コマンドを駆使して対象ファイルを探しているのではないでしょうか?dutree コマンドは、コンソール上にtree構造、どのファイル、ディレクトリが容量を使用しているのかがグラフィカルに表示されるので対象ファイルを見つけやすいです。
sudo apt install -y cargo
$ cargo install dutree
$ nano ~/.bashrc
export PATH=$PATH:~/.cargo/bin <- 末尾に追加
$ source ~/.bashrc
dutree は以下のコマンドで実行します。
$ dutree [オプション][ディレクトリ名]
-d : dn n階層のディレクトリまで表示する。
-b : サイズをバイト単位で表示する。
-f : ファイルのみ容量を表示する。
-x : 除外するファイル、ディレクトリ名を指定する。
-H : 隠しファイルも表示する。
-A : 出力結果を ASCII のみで表示する。
du の実行結果
dutree の実行結果