クリップボードの履歴を管理

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Linux 上で文章をコピー&ペーストするのは簡単です。コピーする文字列をマウスで選択して、マウスの中(ホイル)ボタンをクリックするか、Ctrl+c もしくは、Ctrl+Shift+c で文字列をコピーして、Ctrl+v もしくは、Ctrl+Shift+v でペーストします。しかしコピーした文字列はメモリ上のクリップボードに直前のものしか保存してくれていません。いくつか特定の文字列を繰り返しコピー&ペーストしたい場合、何度も文字列をコピーしなければいけません。

Clipitはコピー&ペーストしたクリップボードの履歴を管理するインジケーターアプリです。ログアウトやマシンを再起動してもクリップボードの履歴は保持してくれているので、前日にコピーした文字列も再利用でき繰り返し同じ文字列を入力しなければいけない作業時に便利です。

しかしClipitはクリップボードの履歴を平文でテキストファイルに保存します。パスワードなどの機密情報をコピーした場合は、Clipitの履歴リストより削除して作業を行いましょう。

Clipitは、次のコマンドを実行するとインストールできます。

$ sudo apt -y install clipit

初回起動時に、セキュリティリスクについての警告が表示されます。なお一度起動すると次回ログイン時、自動で起動されるようになります。

設定メニューの「プライマリ・セレクション(選択)を使用」、「クリップボード同士を同期」にチェックを入れると、マウスで選択しただけの文字列も履歴として保存してくれるようになります。

履歴管理より、パスワードなどの漏洩が心配なデータを手動で削除します。

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