Ubuntu で採用されているディスクトップ環境は GNOME Shell という革新的なユーザインターフェースです。 この環境に使い慣れた人などは、使いやすさを実感していると思いますが、 MacOS, Windows しか使ったことがないユーザなどは戸惑ってしまうのではないでしょうか?
もし貸し出すパソコンがUbuntu がインストールされたマシンしかない、 みんなで使う共有パソコンがUbuntuなどといったシチュエーションで ディスクトップ環境のテーマを変更してMacOSやWindows風に変更してみてはどうでしょうか? 少しは、取っ付きやすくなると思います。
テーマを変更するにはGNOME Shell拡張機能をインストールします。
$ sudo apt -y install chrome-gnome-shell
次に Gnome 拡張のサイト https://extensions.gnome.org/ にアクセスします。
ブラウザのトップに「Click here to install browser extension」と表示され、 ブラウザの拡張機能のインストールをうながされるのでクリックしてインストールします。 次にサイトの検索メニューより User Themes https://extensions.gnome.org/extension/19/user-themes/) を検索します。
User Themes 拡張画面で、ON,OFFボタンをオンにするだけで有効になります。
続いて Dash to Dock (https://extensions.gnome.org/extension/307/dash-to-dock/) も有効にします。
Gnome のディスクトップのテーマは以下よりダウンロードします。
https://www.gnome-look.org/
Ubuntu 18.04 に対応しているテーマは GTK3 Themes, GNOME Shell Themes などなので、 そこからお気に入りのテーマを探していきます。
今回は、macOS High Sierra (https://www.gnome-look.org/p/1013714/) を利用します。
ダウンロードメニューより以下の4ファイルをダウンロードして展開します。
$ ls ~/.themes/Sierra-light/
gnome-shell gtk-2.0 gtk-3.0 index.theme metacity-1 unity xfwm4
nome のテーマの変更は gnome-tweaks で行うので、 以下のコマンドでインストールします。
$ sudo apt -y install gnome-tweaks
GNOME Shell の検索メニューから tweaks と検索して起動して、 「外観」->「テーマ」より~/.themes/、~/.icons/ にインストールしたテーマが 選択可能になるのでそれぞれ選択します。
「設定」画面の Dock よりDashメニューの位置を「Bottom」に変更します。
「設定」画面の 背景 より先程 ~/ピクチャ ディレクトリに展開したファイルを選択します。
その他インジケータやログイン画面を変更するテーマも用意されており、 カスタマイズをするとキリがありませんが、これで大概の見た目が変更されます。
Windows 10 風のディクトップは、Windows 10 Transformation Pack (https://www.gnome-look.org/p/1013482/)を利用してみました。
GNOME Shell だけで Windows 10 風にするのは無理があるので、Cinnamon のディスクトップをインストールして, Cinnamon のシステム設定より変更します。
$ sudo apt -y install cinnamon-desktop-environment